神社奉納品
Offerings
綴織は、京都祇園祭をはじめとする各地の祭事を彩る装飾用の幕に使用されてきました。二百年前の当時から最高峰の織物として格付けされており、遠くからみても柄が際立つ視認性の高さがあり、縦糸が見えない組織構造のため耐久性があるためです。お祭りの幕といえば人が遠くから見る機会が多く、その距離からみても視認性が高くなくてはなりません。また何十年、何百年と修繕しながら継続して使われるため耐久性も必要です。中には百年を超える綴織が今も現役として使用されています。日本には何百年も続く貴重なお祭りが数多く存在します。多くの人々の尽力によって支えられてきた歴史と共に、今までもこれらからも綴織は寄り添い続ける織物です。